レバンガ北海道のベテラン折茂武彦選手兼社長(47)が、13点ビハインドで迎えた第4クオーター(Q)に神懸かり的な活躍を見せ、逆転勝ちした。

 残り7分10秒で7点差に迫るシュートを決めると、残り3分50秒に逆転シュート。再逆転を許した直後の残り3分7秒には3点シュートを鮮やかに放り込んで再逆転。残り1分19秒にも追加点を挙げ、最終Qだけで9得点。チームは最大15点つけられた差をはねのけて連敗を2でストップ、今季10勝目に到達した。

 折茂はこの日のチーム最多の20得点。1試合20点以上はNBL時代の15年4月12日の熊本戦で22点を挙げて以来3季ぶりで、Bリーグ創設後では最多。目標の五輪代表入りをアピールしたベテランは「自分の役割は、とにかく得点を取るというところ。今日はインサイドの選手がスクリーンをうまくかけてくれたり、いいタイミングでガードの選手からパスが出てきた」と振り返った。