東地区1位の秋田ノーザンハピネッツは67-61で同5位の青森ワッツを敵地で退け、3連勝となった。

 両軍ともにロースコアで展開した前半、秋田は苦戦を強いられた。3点シュートを13本も放ったが、成功率は青森の半分以下の15・4%。ジョゼップ・クラロス・ヘッドコーチ(HC、48)は「チームプランではなかった。もっとアウトサイドに頼らずインサイドから攻めようとした」と首をかしげた。だが2点ビハインドで前半を折り返した。

 第3クオーター(Q)も一進一退の展開となったが、2点シュートで着実に得点を伸ばした。終盤には堅守を崩し、田口成浩主将(27)が2点シュートを成功。直後の相手の反撃を防ぎ、3点リードで第4Qへ。するとナイジェル・スパイクス(28)や中山拓哉(23)が立て続けに得点を重ね、差を広げた。終盤の青森の猛攻を、スパイクスとトアーリン・フィッツパトリック(28)の外国人コンビの高さを生かして封じ、リードを保った。

 この辛勝で4試合ぶりに勝率を9割に戻した。クラロスHCは「後半は前半の課題を修正できた。今日の教訓を明日に生かす」と今日10日の青森戦も勝利を目指す。【秋吉裕介】