3年連続8回出場の美濃加茂(岐阜)が、78-57で、初出場の天理(奈良)に貫禄勝ちした。

 第1クオーター(Q)では10点リードも、第2Qは天理に追い上げを許した美濃加茂。するとU18代表候補のスモールフォワード後藤優仁(まさと、3年)が、前半終了間際の3点シュートと、後半開始早々のシュートで連続得点し、流れを引き戻した。

 美濃加茂は後半も後藤の3点シュートなどで大きく点差を広げると、相手にリズムを与えなかった。

 後藤は「自分の一番の武器はスリーポイント」と合計3本の成功を喜ぶ一方、「全体的に足が動いていなかった。ボールが止まった時、(コートの)5人とベンチで声をかけあっていかないといけない」と反省も口にした。

 林龍幸コーチ(49)は「今日の後藤は孤立した状態になることがあった。人を使えるようになると、もっと楽になる」とエースの成長を期待していた。