男子大回転で石井智也(28=ゴールドウイン)が3大会ぶり3度目の優勝を飾り、18年平昌五輪代表に大きく前進した。1本目にただ1人、54秒台の54秒50でトップに立つと2本目も51秒86で最速タイムをマークし、合計1分46秒36で完全優勝。1月6、7日のW杯大回転(スイス)で日本勢が8位以内に入らなければ、石井の五輪出場が決まる

 ◆アルペンスキーの平昌五輪代表選考 16年度と17年度の2季で、W杯か世界選手権で8位以内1回か20位以内2回入った選手がまず代表に内定する。この基準をクリアしたのは男子回転の湯浅直樹だけ。この基準を突破した選手がいない種目は、全日本の覇者が代表となる。W杯男子大回転で過去、日本人選手が8位以内に入ったことはない。