全国高校ラグビーは今日8日、大阪・花園ラグビー場で19大会ぶりの大阪勢同士の決勝が行われる。東海大仰星(大阪第2)は7日、大阪・枚方市内の同校での練習後、湯浅大智監督(36)が考えの甘さを厳しく指摘。変幻自在の攻撃を支える原点を思い返し、2大会ぶり5度目Vへ気持ちを引き締めた。

 東海大仰星 湯浅監督がチームの緩みを締め直した。ミーティングを含め約4時間きっちり練習。その最後にWTB河瀬(3年)の1本限定のGKを部員全員で見守るのが、花園期間中のルーティン。だが、河瀬がこれまでの中央ではなく左隅から蹴ったことに「『決めたら格好いい』みたいな色気を出した」とメンバー全員に考えの甘さを指摘した。「無意識だったけれど(欲が)あったかもしれない。基本の徹底を意識したい」と河瀬。大阪桐蔭は昨春の府総体決勝で33-29と辛勝した難敵。原点から5度目頂点を目指す。