日本アーバンスポーツ支援協議会(JUSC)の設立会見が16日、渋谷109前のイベントスペースで行われた。スケートボードやBMXフリースタイルなど都市型スポーツの国内での普及を目指す団体で、4月に広島で行われるFISE(フィセ)ワールドシリーズ広島大会を主催。各アーバンスポーツのトップ選手も出席し、若者の街で設立イベントを行った。

 日本スケートボード協会(AJSA)プロツアー昨年王者で、今年は海外試合への参戦も視野に入れる佐川涼(18)は「誰が見てもすごいと思われる選手になりたい」。BMXパークの全日本選手権初代王者、中村輪夢(りむ、15)は「東京五輪に出られたら、金メダルを目指したい」。スポーツクライミングの小武芽生(20)も「まずは目の前の試合で結果を残したい」と2年後に迫った東京五輪に向けて話した。

 五輪種目以外でもBMXフラットランドの第一人者である佐々木元(32)や体操競技の1種目にもなったパルクール日本人初のプロアスリート、ZEN(島田善、24)、インラインスケートの成沢良真(17)らFISE広島大会での活躍が期待できる選手も登場。

 国際体操連盟会長でもあるJUSCの渡辺守成会長(58)は「アーバンスポーツにはファッションや音楽と結びついて、大きな可能性がある。日本でも盛り上げていきたい」と話していた。