フィギュアスケートの世界選手権(21日開幕)に出場する男子の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)が18日、開催地のイタリアのミラノに到着した。日本で行われる来年の大会の出場枠が懸かり「はっきりとした目標がある。それに向けて調子を上げていくしかない」と力を込めた。

 日本の上位2人の順位合計が「13」以内なら来年も今回と同じ3枠を得られる。しかし、五輪2連覇の羽生結弦(ANA)が右足首治療のため不在。平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)に続く存在として活躍が期待される。五輪は18位と振るわなかったが、「今回頑張らないと自分の出る分(の出場枠)がなくなる」と危機感を持って臨む。