地元イタリアのカロリナ・コストナー(31=イタリア)が80・27点を記録し、ザギトワ、メドベージェワのロシア勢に続く女子3人目のSP80点超えを果たした。

 冒頭のフリップ-トーループの連続3回転ジャンプで1・80点(最高は3点)の加点を導くなど絶好調。全ての要素をミスなくまとめ、演技表現や音楽の解釈などが対象の演技構成点(10点満点)も5項目全てが9点台。そのうち3項目で9・8点台と、完成度の高さが際立った。

 平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(15=ロシア)は79・51点で2位。基礎点が1・1倍の演技後半に組み込んだ得点源のルッツ-ループの連続3回転ジャンプで、後半のループの着氷時にバランスを崩した。演技後は悔しそうな表情を浮かべながらも「コストナー選手の後で緊張したけれど、何とか頑張った」と振り返った。

 日本勢は平昌五輪4位入賞の宮原知子(19=関大)が74・36点の3位、樋口新葉(17=東京・日本橋女学館高)は65・89点の8位となった。