サンウルブズがワラタス(オーストラリア)に29-50で敗れ、開幕6連敗となった。NO8姫野和樹(23=トヨタ自動車)らが4トライを奪ったが、防御面の連係が甘く、ミスから簡単にトライを許し、点差を広げられた。次戦は14日にブルース(ニュージーランド)と秩父宮で対戦し、今季初勝利を目指す。

 サンウルブズが61失点を喫した前節に続き、守備の甘さを露呈した。相手裏へのキックを効果的に使った攻撃では見せ場を作ったが、攻め込んだ場面でミスを連発。連係の甘さもあり、個人技で上回る相手に何度も大きく突破を許した。7トライを奪われての敗戦に、日本代表の指揮も執るジョセフ・ヘッドコーチは「ターンオーバーを14回もすれば苦しい試合になる。防御の修正が急務」と遠い初勝利に唇をかんだ。姫野は「防御のプランは良いが、それを実行するために、個人のタックルの質を上げないといけない」と話した。