すでに東地区優勝を決め、プレーオフ(PO)切符を獲得している秋田ノーザンハピネッツは92-82で同4位の仙台89ERSを退け、自ら継続中のホームでのリーグ連勝記録を「17」に伸ばした。PFクリス・カヨール(33)とSG田口成浩主将(28)がともにチーム最多の計23得点で勝利に貢献した。

 年に1度の大館市でのホーム戦を白星で飾った。第1クオーター(Q)終盤に一時逆転を許したが、カヨールの連続シュートで再逆転。第2Qもカヨールが3点シュート2本を含むシュート4本を要所で決めて主導権を渡さなかった。カヨールは「スペースが空いていて冷静に打てた」と振り返った。

 最大の窮地は14点リードの第3Q序盤。わずか2分半でチームファウルが5になり、一時は5点差まで詰められたが、耐え抜いた。3点シュート3本すべてを決めた田口主将は「(攻撃は)点が入って良かったが、1対1やリバウンドでやられた」と反省した。

 レギュラーシーズン6戦を残し、リーグ単独1位を走る。この日、西地区優勝を決めた福岡とは3勝差。プレーオフ準決勝のホーム開催は決めているが、リーグ優勝でPOファイナルのホーム開催権も獲得を目指す。田口主将は「POに向けてもっとチーム力を上げていきたい」と気を引き締めた。【佐々木雄高】