女子の準決勝で伊藤美誠(17=スターツ)、石川佳純(25=全農)、平野美宇(18=朝日生命)で臨んだ日本は、韓国、北朝鮮による南北合同チーム「コリア」を3-0で破り、歴史的一戦を制し、銀メダル以上が確定した。

 3日に準々決勝で対戦するはずだった韓国、北朝鮮が合同チームを結成することが決まった。91年にも南北合同チームで出場し、優勝したが、その時は約1カ月前から決まっていたように、大会期間中のルール変更は異例中の異例だ。日本選手は、準々決勝の前に勝てばコリアと対戦することを聞かされ、石川は「驚きが大きい」と少なからず動揺はあったものの、3人ともに「勝つことを考えることは同じ」と目の前の試合に集中し、3人それぞれが持ち味を発揮し、勝利を引き寄せた。

 5日の決勝で、47年ぶりの世界一へ挑戦する。