秋田ノーザンハピネッツ(東地区)が今季2度目の4連敗を喫した。前半、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区)の正確な3点シュートに苦しみ、83-97で力負けした。

ロングショットの精度の差だった。前節まで8勝2敗と好調な名古屋Dの武器は、リーグ1位の成功率42・1%を誇る3点シュート。第1クオーター(Q)は7-8の4分過ぎから3本を決められ、いきなり9点を追う展開。結局、14本中7本をねじ込まれ、秋田は19本で3本に終わった。

攻守の要も欠いた。第2Qの終盤に、中山拓哉(24)が接触プレーで左足を痛めて退いた。後半は開幕戦から先発出場を続けるガードの起点を失って、ペップ・ヘッドコーチ(49)は「試合の展開が難しくなった」と、反撃ムードもつくれなかった。

攻撃では積極的にゴール下に入った白浜僚祐(28)が自身今季最多の12得点と気を吐くも、1試合平均20点超のジャスティン・キーナン(30)が12得点に封じられた。開幕4連敗後に3連勝を飾りながら、再び4連敗。好不調の大きな波から脱したい。【中島正好】