柔道女子52キロ級で10年世界選手権金メダルの西田優香さん(33)が、第1子の女児を出産したことが27日、分かった。

昨年12月に一般男性と結婚し、今月21日に出産。母子ともに健康という。西田さんはこの日が33歳の誕生日で、関係者によると、母子で同じ誕生日も期待していたが6日早い出産となった。

東京・淑徳高時代には全国高校選手権2連覇を達成。淑徳大へ進学後は、山梨学院大柔道部総監督で父の孝宏氏(61)に続き、親子2代で世界ジュニア王者となった。08年北京、16年リオデジャネイロ両オリンピック(五輪)銅メダルの中村美里(29=三井住友海上)らと切磋琢磨(せっさたくま)し、切れ味鋭い背負い投げを武器に世界選手権では金銀銅メダルを獲得。16年11月の講道館杯体重別選手権で現役引退を表明し、「ぼろぼろになるまでやれた。選手としては最高だった」と話していた。昨年4月から日大女子柔道部のコーチを務めている。