新潟アルビレックスBBが2連勝した。中地区2位の富山グラウジーズを81-67で破り、同地区首位をキープ。今季名古屋ダイヤモンドドルフィンズから移籍のPG柏木真介(37)が19得点をマークし、移籍後初のMVPを獲得した。昨季、富山に所属したSG/SF上江田勇樹(31)は3本の3点シュートで13得点、MIPに選出された。

勝負どころでベテラン2人の勘がさえた。富山に71-65と6点差に迫られた、第4クオーター(Q)の残り2分34秒、柏木が3点シュートで突き放した。さらに残り1分45秒にも3点シュートを決め、77-65と勝利を決定づけた。試合の入りは上江田が引っ張った。第1Qに2本の3点シュートを成功。古巣を苦しめた。

柏木は「新潟に来て初めてのMVP。すごくうれしい」。上江田は「古巣相手に成長した姿を見せたかった」。富山には昨季1勝5敗と苦手にしていたが、今季最初の対戦は快勝。首位を守るとともに今季のチーム力アップを見せつけた。