世界ランキング9位で第2シードの錦織圭(29=日清食品)が世界16位で第4シードのダニル・メドベージェフ(22=ロシア)と6-4、3-6、6-2で下し、2016年2月のメンフィス・オープン以来約3年ぶりとなるツアー大会12度目の優勝を飾った。

錦織はシングルス決勝戦での連敗を9でストップした。メドベージェフには、18年10月の楽天オープン決勝で敗れていたが雪辱を果たし対戦成績を2勝1敗とした。

表彰式に臨んだ錦織は、満面の笑みを浮かべながらトロフィーを掲げた。「とてもハッピーです。やっとここ(ブリスベン)でタイトルが取れた。7回目か8回目の出場だと思うけど、応援ありがとうございました。すばらしい決勝戦だった。メドベージェフには昨年日本の決勝で負けていますからリベンジできてうれしい。またいい年にしていきましょう。去年はけがをしていたので、ここまで回復できてうれしい。来年、ここに戻ってきたい。素晴らしいシーズンにしたい」と話すと、スタンドから大きな拍手が注がれた。