世界9位の錦織圭(29=日清食品)が、16年2月のメンフィスオープン以来、約3年ぶりにツアー優勝を遂げた。

同16位のダニル・メドベージェフ(ロシア)に6-4、3-6、6-2で勝ち、ツアー通算12勝目。19年年頭から負けなしで、14日開始の今季4大大会初戦、全豪オープン(メルボルン)に挑む最高の滑り出しとなった。錦織が、ツアー開幕戦に優勝したのは初めて。主な一問一答は次の通り。

 

-優勝の瞬間は

錦織 やっぱりうれしかった。タフな試合だった。スタートが良くなかったが、自分のテニスを取り戻せた。セカンドセット、最後、悪い形で落として、そこから戻ってくることもできた。

-蒸し暑かった

錦織 ちょっと体力的にもきつかった。すごく湿気もあり、後半は、お互いだろうけど、きつかった。それを制したことも、うれしかった。

-何が1番良かったか

錦織 とにかくリターンが良かった。これが最高の鍵だった。リターンゲームで多くチャンスがあり、ほぼ(リターンは)完璧じゃなかったのかな。

-昨年の楽天から作戦で変えたところは

錦織 結構あった。今回は(よく)作戦を練ってやった。相手の苦手なところもつけた。収穫としてはいくつか、新たに見つけたところもあった。

-今までの9連敗と何が違うか

錦織 まあ普通どおりプレーしてた。いつもどおりプレーしようと思ってただけ。

-久しぶりの優勝。特別な気持ちは

錦織 今のところはない。それよりも、どの試合もすごく内容が良かった。何よりそれが1番うれしい。

-全豪に向けて

錦織 今までの中でも最高のスタートを切れた。全豪に向けて、本当に大きな自信になる。