フィギュアスケートの世界選手権女子で初優勝を果たしたアリーナ・ザギトワ(16=ロシア)が23日、会場のさいたまスーパーアリーナの場外コンコースで、フリー上位3人、総合上位3人が対象の「スモールメダルセレモニー」に出席した。

演技から一夜明け、フリー2位の紀平梨花(関大KFSC)、同3位のメドベージェワ(ロシア)と並び、笑顔で「日本での世界選手権に向かうときから温かさを感じていた。いつも温かく出迎えてくれる」と日本のファンに感謝。秋田犬の愛犬マサルについては「家に戻るとき、いつもマサルが駆けつけて私を倒す。恋しくて、会いたい」とロシアでお留守番している“相棒”との再会を待ちわびた。

最後は「マサルポーズ」でファンに別れを告げた18年平昌五輪(ピョンチャン・オリンピック)女王。「自分の勝利に相当する練習をしてきた」という準備を経て、自信を深めた大会になった。