男子個人総合予選でオリンピック(五輪)2連覇の内村航平(30=リンガーハット)が80・232点で37位に終わり、上位30人が進む28日の決勝進出を逃した。

    ◇    ◇    ◇

内村の所属先の佐藤監督によれば、今大会へ向けた練習中にも平行棒に腕をぶつけ、同じように中断したことがあったという。失敗を受け入れられない姿も見てきており、「自分ももう少し言うべきだった。いかに甘えを出さずにやれるようになるか…」と悔いた。演技後にはかつてサポートしていた塚原直也氏に相談。「直也さんのように、試合を投げ出さない、途中で思い通りいかなくても、どうでもいいやではダメ。最後までやり切るのが超一流だと思う。これから伝えます」と精神面の向上を求めた。水鳥男子強化本部長は「ここまで崩れるとは。(世界選手権代表は)苦しいとは思う」と述べた。