白血病闘病中の競泳女子池江璃花子(18=ルネサンス)が8日、公式ホームページ(https://www.rikako-ikee.jp/)を開設して自筆メッセージを寄せた。3月13日のツイッター以来56日ぶりの発信となった。

<池江の経過メモ>

◆1月13日 19年初レースで三菱養和スプリントに出場。本職の100メートルバタフライで自己記録より4秒以上遅い1分0秒41。「自分でもびっくりするぐらい遅かった」。

◆同18日 オーストラリア合宿に出発。「いい刺激をもらって帰ってきたい」。

◆2月4日 疲労が抜けずに、現地で検査を受ける。

◆同8日 緊急帰国。病院で白血病と診断されて入院。

◆同12日 同自身のツイッターで白血病を公表。「このたび、体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果『白血病』という診断が出ました。私自身、いまだに信じられず、混乱している状況です。ですが、しっかり治療をすれば完治する病気でもあります。今は少し休養をとり、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるように頑張っていきたいと思います」

◆同13日 骨髄バンクへの問い合わせが急増するなど、支援の輪が広がり、池江が「今の私の率直な気持ちです」とツイッターなどで反応。「私は、神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています。もちろん、私にとって競泳人生は大切なものです。ですが、今は、完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えて頂きながら戦っていきたいと思います」「必ず戻ってきます」などとつづる。

◆3月6日 ツイッターで「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです。三日間以上ご飯も食べれてない日が続いてます。でも負けたくない」。

◆同11日 ツイッターに「時々見るメッセージにさまざまな病気と闘う方からもメッセージをいただきました。そして沢山お手紙も届きました。お手紙の中に、1歳のお子さんが白血病になってしまったというお手紙が届きました。どんな形であろうとみんな頑張っている事、みんなの気持ちになる事、本当に大事なことを日々学んでいます」。続けて東日本大震災に触れ「8年前の今日3月11日、罪のないひとたちが大勢なくなりました。違う形ではあるけれど、私は全力で生きます」。さらに4月2日開幕の日本選手権についても「私は出れなくて悔しいけど、日本選手権、ぜひ会場まで足をお運びください。オリンピック前年、きっといいレースが観れると思います。みんなそのために今を頑張ってるから」とエール。

◆同13日 「東京オリンピックまで499日。1日遅れちゃった…。まだまだ諦めないぞー!!」と絵文字つき。

◆4月8日 マネジメント会社が日大への入学と同水泳部入部を発表。

◆5月8日 公式HP開設。