2020年東京オリンピック(五輪)チケットの抽選申し込み受け付け開始2日目となった10日、個人認証をする際の電話がつながらない事象が続出した。前日に続いて公式販売サイトにはアクセスが集中し、手続きが滞る状態が続いた。

インターネットでのチケット抽選申し込み過程で必ず通らなければならない「電話番号認証」に電話が殺到し、つながらない状況が続出した。個人認証の電話は、不正転売対策の一環で採用されたもの。

大会組織委員会によると、前日9日の日中は何十万もの人がサイト自体に入れずネット上の「ウェイティングルーム(待合室)ページ」に飛ばされた。次段階で電話がつながらないケースが9日夜から多数発生。購入を希望するチケットや席種の選択後、電話認証をする人が集中し始めたのが原因としている。

タレントの指原莉乃も電話番号認証ができず抽選申し込みができなかったことを自身のツイッターで明かしてた。

この日も「待合室ページ」の待ち人数が数万人と表示する状態が続き、手続きに進むまで長時間待たされるケースが相次いだ。一方、組織委によると深夜帯は比較的アクセスがしやすい状況だという。

中村英正大会開催統括は「だいぶ(サイトで)お待たせしてしまった。よりスムーズにできれば良かった。ただ、多くの方に関心を持っていただいたことはありがたい」と述べた。

申込期間は28日午後11時59分まで。その期間ならいつ申し込んでも同条件で、先着ではないことを組織委は引き続き、周知していく。