いよいよ楽天が、本格的に世界のテニス界に参戦だ。国際テニス連盟(ITF)は、1900年創設で、119年の歴史を刻む男子国別対抗戦デビス杯(デ杯)のスポンサーとして、楽天が決まったと4日、発表した。

正式大会名は「Davis Cup by Rakuten」となる。

デ杯は、18年まで、最上位16カ国で構成される世界グループを頂点に、年最大4週をかけて、世界最強国を決めていた。

しかし、ツアー個人戦の過密日程と、世界ランキングのポイントもつかないデ杯に出場するの上位選手が激変。19年から、楽天が出資し、サッカーのスペイン代表DF、ピケが創設したコスモス社が、25年間で約3300億円の支援を約束し、大改革を断行した。

19年は、2月に本戦出場決定戦を行い、勝った12カ国に、前年ベスト4の4カ国、推薦の2カ国を合わせた計18カ国で、11月に1週間をかけて世界最強国を決める。試合は、慣行の5セットから、すべて3セット方式に変更。本戦には、賞金約22億円がかかるという。

いよいよ楽天の三木谷浩史会長兼社長-ピケのラインが、テニス界席巻へと動きだした。