6月20日のドラフトで1巡目全体9位でウィザーズから指名された八村塁(21)が、チーム開幕となるペリカンズ戦に先発し、プロとしてのスタートを切った。開始2分でいきなり得点も奪った。

相手のペリカンズのドラフト1巡目全体1位指名の黄金ルーキー、ザイオン・ウィリアムソン(19)は前日の試合で左膝を打撲し、残り試合は欠場となり、八村とのプロ初対決は持ち越しとなった。

若手中心の選手で構成されるサマーリーグはNBAへの登竜門とも言われ、1、2年目や、Gリーグ、各国実力派の選手たちが集う。1日にFA選手の交渉が解禁され、市場が大きく動いている中、各チームはドラフトで指名した選手の実力を見たり、選手同士の連携を図る場として利用している。

八村が開幕前に「日本人が多く出場するので興奮している」と話していたように、今年のサマーリーグには八村の他に、グリズリーズの渡辺雄太(24)、マーベリックスの馬場雄大(23)、比江島の4人が出場しており、チームが決勝トーナメントに勝ち上がればさらに日本人対決が見られる可能性もある。

なお、6日のペイサーズ戦に先発したグリズリーズの渡辺は、15得点4リバウンド、3アシストで101-75の勝利に貢献した。またマーベリックスの馬場はロケッツ戦でベンチスタート。第1クォーター(Q)途中で出場を果たした。