日本人対決はナガマツペアに軍配が上がった。世界ランキング2位の永原和可那(23)、松本麻佑(23=北都銀行)組が同3位の高橋礼華(29)、松友美佐紀(27=日本ユニシス)組を21-16、21-19の2-0で破り、今大会初の決勝進出を決めた。

勝利の瞬間、松本は飛び上がってこん身のガッツポーズ。永原も「久しぶりに自分たちのプレーができた」と、納得のいく試合に笑顔を見せた。序盤から松本のスマッシュがさく裂した。「変につなぐより、アタックをぶつけていく方が相手が嫌がると思った」と攻めの気持ちで積極的に打ち込んでいった。

第1ゲームを奪い、第2ゲームも19-13と勝利が見えてきたところから、ミスが増え、気付けば20-19と1点差にまで追い上げられていた。それでも最後は松本、永原、松本と強打3連続で打ち込み、タカマツペアに勝利した。

東京五輪出場のライバルとなるタカマツペアに勝利し、8強が最高だった今大会で初の決勝に進んだ。永原は「最近国際大会ではずっと負けていたのでこういった舞台で先輩方に勝つことができてうれしい」と話した。松本は「ヨネックスでは今までいい試合ができてなくて、応援している人に自分たちらしさを出せていなかった。やっと決勝まで来られたので向かっていく気持ちでプレーしたい」と決意を語った。