バスケットボール日本代表でNBAウィザーズの八村塁(21)が16日、都内で自身が契約する「ジョーダン・ブランド」トークイベントに参加した。「塁」コールを受けて登場した八村は「神様」マイケル・ジョーダン氏と電話で会話した裏話を披露した。

電話があったのは、6月のドラフトで1巡目指名される数日前だったという。同ブランドとの契約に向けた打ち合わせをしていると、関係者からいきなり電話を渡されたという。「社員の方に『早く出て』と言われて、携帯の画面に『MJ』って出ていて。MJって誰だ? あのMJか…」。電話をかわると「ウエルカム・トゥー・ジョーダン・ファミリー」という声が聞こえてきてびっくり仰天した。

八村は「その後も何か言われたけど、僕は『サンキュー、サンキュー』しか言ってなくて。最後に『質問あるか?』といわれて『ない、ない』って答えました。(ジョーダン氏の言葉は)最初の『ウエルカム・トゥー・ジョーダン・ファミリー』しか覚えてないです」と苦笑い。同社と契約した日本人は八村が初めてだっただけに「(大学時代の)僕のことを見ていてくれたのであれば、うれしいことでした」と笑顔で振り返った。