注目の女子ダブルスが21日に初戦を迎える。現在の世界ランキングでトップ15に日本人4組がひしめく大激戦だが、東京オリンピック(五輪)で連覇を狙う高橋礼華(29)松友美佐紀(27=日本ユニシス)組は2枠の五輪出場権を勝ち取るため、ポイントの高い今大会の優勝を誓う。

タカマツペアは16年のリオデジャネイロ五輪で金メダルに輝いた後、脱力感に陥った。松友は「やめるとは思わなかったけど、覚悟は持てずにいた。やめなかったのは、迷いながらももう1度という気持ちがあったからだと思う。覚悟を決めて今はやっている」。

18年1月から「再スタート」を切ったタカマツペアは、12月のワールドツアーファイナルズで4年ぶりに優勝。4月末からスタートした五輪レースでは優勝こそないが、準優勝3回(団体戦のスディルマン杯含む)と好調を維持。「五輪で連覇を狙えるのは私たちしかいない」。世界選手権で初の頂点に立ち、ライバルたちを引き離す構えだ。