世界59位の西岡良仁(23=ミキハウス)が、15年以来4年ぶりの全米勝利を挙げた。同151位のマルコス・ジロン(米国)に3-6、6-4、6-4、6-4の逆転で勝ち、「今、すごく自信がある。いい状態でできている」と胸を張った。2回戦では同61位のロペス(スペイン)と対戦する。

西岡は、第1セットの第5ゲームで自分のサービスゲームを落とし、そのまま第1セットは失った。思った以上に、相手のミスが少なく、西岡の決め球であるバックのクロス、フォアのストレートが効かず。しかし、第2セットから展開を「(相手の)バックに打っておけば点は落とさない」と、バックのストレート中心に切り替えてから、流れが変わった。続く3セットを僅差で奪い、見事な逆転勝ちだ。

右手首を故障したことで、苦手だったフォアを、逆に磨き上げた。6月の全仏で右手首を痛め、全仏後は利き手の左手しか使えなかった。西岡のコーチで、日本男子代表のコーチでもある高田充氏によると「左手だけで、片手のバックのスライスと、フォアの攻撃だけを集中して練習した」。そこでフォアの感覚が身につき、展開の幅が広がった。

次戦は、16年のマイアミ大会で勝ったロペスが相手だ。相手も左利きで、バックは片手のスライスを駆使する。元世界12位にまでなった37歳の大ベテランだが、西岡も若さとこうかつさでは負けない。「自分のサーブをどれだけキープできるかがカギ」。打倒ロペスで、自身初の4大大会3回戦進出を決める。

◆全米オープンテニスは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。