日本オリンピック委員会(JOC)は10日に都内で理事会を開き、来年の東京オリンピック(五輪)で選挙が実施される国際オリンピック委員会(IOC)選手委員の候補に、フェンシング五輪銀メダリストの太田雄貴氏(33)を推薦することを決めた。

引退後の17年に日本フェンシング協会の会長に就任し、18年には国際連盟の副会長にも就任。IOC委員も兼ねる役職で、来年の選挙で4人が選ばれる。また、この日の理事会は山下会長体制となって方針が打ち出された非公開(報道陣に対し)で初めて行われた。議論の活性化が目的で、同会長は「情報を共有できた」とした。