女子C1(カナディアンシングル)で東京オリンピック(五輪)代表に決定している佐藤彩乃(22=秋田病理組織細胞診研究センター)は、準決勝で、166・58の11位に終わり、決勝進出はならなかった。

ゲート不通過はなかったものの、接触や、後戻りするシーンもあり、リカバリーだらけで、大きくタイムロス。先週のNHK杯からの連戦ではあったが、午前中に出場した羽根田や矢沢同様、違ったコースに戸惑った。「自分の中ではW杯や世界選手権より難しかった。3本の指に入るくらい。疲れもあったからイメージとは違ったのかな」と振り返った。

それでも不通過がなかった分、大きなミスをしても11位で、上位10人が進める決勝まであと1人だった。「(コースが)異次元だとは思っていない。慣れていない部分もあったので」。10代で単身でスロベニアへ修業に出た意志の強い22歳は、新コースを克服し、本番でのメダル獲得を狙う。