関大が点の取り合いを制し、最終節を勝利で飾った。これで5勝2敗となり、甲子園ボウル出場を決定する西日本代表校決定戦出場の可能性を広げた。

この日、ラン、パス合わせて5TDと量産。WR小田康平主将(4年)は2TDの活躍だった。第3クオーターでは、自陣30ヤード付近でパスを受け取ると、そのまま激走。TDを奪った。「足が遅いので、こんなに走ったことはない」と喜びを隠せない。

同決定戦にはリーグ3位以上が出場できる。現時点で出場が決定しているのは関学大(6勝)のみ。同じ順位に2校が並んだ場合は直接対決で勝利した方が上位になるが、3校以上が並んだ場合は抽選となる。運命は10日に行われる最終戦、関学大-立命大戦(5勝1敗)、神戸大(4勝2敗)-京大戦に委ねられた。

神戸大が引き分けか、敗北で出場決定。神戸大が勝利し、立命大が敗れれば、勝敗が並び、3校で抽選となる。逆に、立命大と神戸大が勝利すれば、同率3位で神戸大と並ぶが、直接対決で敗れているため、出場できない。小田は「自分は運が悪い。前節関学大戦が終わってから、神社に行ったり、犬の散歩で右手でフンを取ったりしている。素手じゃないですよ」と自分なりの験担ぎを紹介。「明日は右手でいきます。クジになったらいいな」と笑いを取った。【南谷竜則】