フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル2連覇を目指す女子の紀平梨花(17=関大KFSC)が5日、イタリア・トリノの本番会場で公式練習した。

昨季から練習で取り組み、国際スケート連盟(ISU)公認の試合ではまだ成功がない4回転サルコーを3本着氷。「今までで一番きれいに跳べた」と笑顔を見せた。7日(日本時間8日)のフリーで跳ぶかについては「今の所入れられそう」と話した。

一方、今季シニアデビューでGP2連勝のトルソワ(ロシア)が、曲かけ練習で4種類の4回転ジャンプを着氷。これには「跳びすぎて笑えてくる」とあきれ顔。それでも「みんなが成長していくのに、ついていかないといけない。ミスをしたら終わりの状態」と日本のエースは気を引き締めた。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に、まず6日(日本時間7日未明)のショートプログラム(SP)での首位発進を目指す。