Bリーグ選手会長の田口成浩(30=千葉)が27日、日刊スポーツの電話インタビューに応じ、ポストシーズンを含む残り全試合の中止を決定したリーグの決断を支持した。一問一答は次の通り。
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-大河チェアマンは、選手とは良い話し合いが出来たと言っていた
本当にその通りだと思う。選手会とリーグと実行委員会が1つになって、みんなで乗り切ろうとおっしゃってくれた。自分たちもリーグに対してけんか腰だったわけではなかった。対立構造はまったくなくて、選手の気持ちを分かって欲しいと伝えた。(苦しい状況を)こうやって乗り切っていきたいと選手会側からも提案できた。チェアマンもその気持ちを汲んでくださった。
-多くの選手にとって、来季の契約更改は厳しいものになるかもしれない
正直こういう状況なので、どのチームもチケット収入やグッズ収入が入らず、かなりの損失があると思う。ただ選手としてはそれぞれの生活がある。なかなか難しい状況にあるとは感じているが…。
-あらためて無観客での試合を振り返ると
試合前のアップの時点で寂しさがあった。結果としてホームで負けてしまった。リードされている状況から追い付き、さあ逆転するぞとなったとき、会場が盛り上がることでアドレナリンがより出る。声援の後押しに助けられていたことを肌で感じた。
-来季への思いを
ファンの皆さんの前でやることで、選手たちの気持ちも上がる。多くの観衆の前でまたプレーしたい。
【取材・構成=奥岡幹浩】