今季限りで現役を引退するバスケットボールBリーグレバンガ北海道の折茂武彦(49)が20日、クラブを通してシーズン終了についてのコメントを発表した。

新型コロナウイルスの影響で現役最後のシーズンが打ち切りとなり「このような形で終了してしまったことに対しては、非常に残念に思っております」と胸の内を明かした。

日本出身選手初の1万得点や、今季を含む9度の球宴MVPなど、残してきた功績は大きい。「27年に渡り選手生活を送ることができ、このような成果や記録を残せた」と振り返り、「心より感謝申し上げます」と関係者へ頭を下げた。今後、引退会見も行う予定で、自らの口でファンへ感謝を伝える。

チームは13勝27敗で3季連続で東地区最下位。だがクラブ史上初の開幕戦勝利や天皇杯ファイナルラウンド進出など成長も見せた。社長を兼任する折茂は「来季もクラブとして選手たちが笑顔でプレーをする姿を見せることができるように、さらなる努力と準備を進めてまいります」と見据えた。