体操で大阪を満喫できる!? ラグビーで今季のトップチャレンジリーグ(トップリーグ2部相当)を制した近鉄が30日、「ライナーズ体操」を初披露した。

新型コロナウイルスの自粛期間に続けてきた、公式インスタグラムのトレーニング企画「ライナーズ・ブート・キャンプ」は最終回。今回はフッカー高島卓久馬(31)ロック山口浩平(29)プロップ石井智亮(24)フランカー野中翔平(24)SH佐原慧大(24)と、東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」が登場した。大阪・花園ラグビー場の敷地内で汗を流すと、オリジナルの「ライナーズ体操」を行った。

高島は「『皆さんと一緒にできることは何か』と考えました」とニッコリ。内容は体を起こした際に「なんでやねん!」と声を出しながら行う前屈や、「あべの~」で深く吸った息を「ハルカ~ス」でゆっくりと吐く深呼吸など7種類。試合時など、ファンとの交流で活用されていくという。

チームでは選手が主体となり、4月から自宅でできるトレーニングをSNSで発信してきた。全国で緊急事態宣言が解除され、少しずつ取り戻し始めた日常。企画の中心となって活動した高島は「第2波が来るかもしれない。外でのマスク、手洗いなど予防はしっかりとして、みんなでコロナに勝って、またグラウンドで会いましょう」と呼びかけた。

この日公開された「ライナーズ体操」の内容は、以下の通り。

〈1〉ボール争奪戦での「ジャッカル」をイメージした屈伸

〈2〉チームのWTBマシレワがトライ時にする「スネークポーズ」を用いた腕の運動

〈3〉道頓堀の「グリコサイン」をほうふつとさせた動き

〈4〉パスの動作を使った広背筋の運動

〈5〉漫才のツッコミ「なんでやねん!」と声を出しながらの前屈

〈6〉スクラムを組むFWをイメージした動き

〈7〉「あべのハルカス」をイメージした深呼吸