バレーボール男子代表の西田有志(20=ジェイテクト)が26日、アシックスとのアドバイザリースタッフ契約に関するオンライン会見に臨んだ。開発に携わった新シューズ「METARISE」がお披露目され、西田は「ジャンプが上がるというデータも出ているので、このシューズで結果を出すのが筋を通すことになる」と力強く宣言。来夏に延期となった東京オリンピック(五輪)への抱負も語った。

「METARISE」はより高く飛ぶことに特化したシューズ。選手たちがアタックする際の踏切から着地までの一連の動作を分析し、より素早い体重移動や蹴り出す力を高めてジャンプ力向上につなげた。既に履いて練習する西田も「高く飛べている感覚。フィーリングが良い」と満足している。

東京五輪が来夏に延期となり、一時はモチベーションが下がった。今は切り替え、この1年で世界との差を縮める一心だ。

東京・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)では既に、男子代表が合宿を再開している。この日が迎えられたことを感謝し「1日1日、目標を決めて、しっかりレベルアップしたい」。代表に欠かせない20歳は、来夏を見据えて意欲十分だ。【平山連】