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今日の誕生日

ウルリッヒ・サルコー(1877年)→Pick Up!

エフゲニー・プラトフ(1967年)

ロシアの男子アイスダンス選手。オクサナ・グリシュクとのカップルで94年リレハンメル、98年長野の両冬季五輪(オリンピック)2大会連続金メダル。94~97年は世界選手権4連覇。

磯辺ひな乃(1997年)

女子シングル選手。昨季まで全日本選手権に6年連続で出場し、最高成績は15年の14位。17年ユニバーシアード・アルマトイ大会(カザフスタン)では銅メダル。

Pick Up! ウルリッヒ・サルコー

143年前の今日、伝説のスケーターが生を受けました。

デンマークのコペンハーゲンで生まれ、選手としてはスウェーデン代表として首都ストックホルムを拠点に活躍。フィギュアスケートが初採用された1908年ロンドン五輪(オリンピック)で金メダルに輝き、初代の五輪王者になりました。

世界選手権は現代でも男子最多の優勝10度。内訳は5連覇が2回でした。欧州選手権も9度の頂点に。引退後の1925年から37年は国際スケート連盟(ISU)の会長も務めました。

成績や功績以上に現在も有名なのは、彼の名字から取った「サルコー」ジャンプでしょう。ロンドン五輪の翌1909年に初めて跳んだと言われています(1回転サルコー)。その後、日本の安藤美姫さんが2002年のジュニアグランプリ(GP)ファイナルで、女子では世界初となる4回転ジャンプに成功。その時の種類がサルコーでした。

男子の4回転サルコー初成功者はティモシー・ゲーブル(米国)。舞台は98年のジュニアシリーズ(ジュニアGPシリーズの前身)ファイナルでした。日本人では、既に4回転トーループを跳んでいた本田武史さんが03年の4大陸選手権で決めています。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2009年3月28日
2009年3月28日

09年3月、フィギュアスケート世界選手権・女子フリーで情感豊かに演技する安藤美姫。


今日の出来事

ソチ五輪の男子で金メダルを獲得した羽生結弦(当時19)がカナダ・トロントで練習公開(2014年)

2月にアジア勢男子で初となる快挙を成し遂げた羽生が、半年後、新シーズンに向けた挑戦プランを明らかにした。

3月の世界選手権さいたま大会も初優勝し、迎えた翌14-15年シーズンの公開トレーニング。ショートプログラム(SP)は「バラード第1番」を、フリーは「オペラ座の怪人」を演じると発表した。

フリーでは、当時自身初となる3種の4回転ジャンプを入れる高難度の構成にチャレンジすると表明。「大変ですが、昨季と同じ自分ではいたくない」と、五輪王者になっても向上心を口にした。

前シーズン同様、演技前半にサルコーとトーループの4回転を入れ、得点が1・1倍になる後半に4回転トーループのコンビネーションを組み込むプログラムだった。

しかし、このシーズンは負傷やグランプリ(GP)シリーズ中国杯での衝突事故などアクシデントが相次ぎ、4回転3本への挑戦封印を余儀なくされた。それでも、GPファイナルで日本勢初の2連覇を達成してみせるなど、激動の1年を金メダリストの意地で乗り越えた。