大本里佳(23=ANAイトマン)が、危機感を口にした。100メートル自由形を55秒91で制してから臨んだ200メートル個人メドレー。

最初のバタフライからトップに立って、そのまま先頭を譲らずにフィニッシュ。しかしタイムが2分12秒53で、目標の2分11秒台に届かなかった。大本は「タイムがひどい。レースをしていないこともあるが、ちょっとこのままじゃまずい。2本ともそう思いました」。練習では手応えをつかんでいただけに「練習でできていることをレースで出したい。持ち味のスピード感が消えている。12月(の日本選手権)に向けて、スピード感を戻していきたい」と話した。