日本サーフィン連盟(NSA)の酒井厚志理事長は8日、24年パリオリンピック(五輪)で追加種目に正式決定されたことを受け、同連盟の公式ホームページでコメントを発表した。「パリ2024のサーフィン追加種目決定は、世界のサーフィン界にとってよりポジティブな弾みをつける決定」と述べた。

「パリ2024のサーフィン競技はTOPレベルを目指す日本人選手にとって新たな大きな目標の1つになります」と語る酒井理事長は、次世代の有力選手の発掘に向けた新たな強化策に取り組む方針を明かした。「優秀な成績を残せるよう選手の強化、スタッフ育成、環境整備などを進めていきます」と誓った。

この日は都内で年内最後の理事会があり、終了後に取材に応じた宗像富次郎副理事長は「強化計画通りにいかない1年だった」と苦労多き1年を振り返った。コロナ禍の中で今後はいかに強化を進めるかを課題に挙げた。【平山連】