高知中央(高知)の井上ひかる主将(3年)が、37得点7リバウンドの活躍で、チームをベスト8に導いた。

第1クオーターから“ドライブからシュート”という持ち味を存分に発揮。中央の身長188センチのナイジェリア人留学生ンウォコ・マーベラス・アダクビクター(3年)と連係しながら着実に得点を積み上げ、強豪の八雲学園に競り勝った。

「得意はドライブからのジャンプシュート。自分の強みは全部出せた。手応えはすごくありました」。試合後、井上は自分のプレーを満足げに振り返った。コロナ禍による自粛期間は実家のある兵庫県に帰省。「1日5キロ以上走って、あとは筋トレ。体育館が開いていたらシュート練習をやっていました」。その自主トレが本番で生きた。

3回戦で敗れた昨年を上回るベスト8進出にも「自分たちのチームはずっと全国ベスト4を目標に掲げてきた。その目標を達成できるように、次も自分たちのすべてを出し切って頑張りたい」。勝利の余韻もそこそこに、井上は気持ちを切り替えていた。