18年平昌五輪金メダルの小平奈緒(34=相沢病院)は、38秒04で2位だった。11月の全日本選抜競技会帯広大会でも郷亜里砂に敗れ、国内大会では5年ぶりの黒星を喫した。優勝した高木美帆に0秒24の差をつけられた絶対女王は「タイムが全てを物語っている」と振り返った。

今月上旬から調子を取り戻すために「リセットプログラム」を敢行。来年2月の全日本選抜競技会長野大会での再起を目指し、氷上から離れて自身のスケートを見直すなど試行錯誤を続ける。「今はリセットした体を立て直している段階。着実に伸びている感じはあるし、現在はその途上と考えている」と説明した。

2カ月後の実戦に照準を定めるエースは、現状を受け止め「2月には今取り組んでいるプロセスを(結果で)証明したい」と前を向いた。