優勝候補の京都精華学園中(京都)が第4クオーター(Q)に逆転、83-70で下妻市立下妻中(茨城)を下し、ベスト4に進んだ。7日の準決勝では、J,sphere(愛知)と対戦する。

京都精華学園中はリードされても慌てることはなかった。第3Q残り2分6秒で50-60と10点差を付けられたが、そこから第4Q序盤までに、一気に20点を奪って逆転した。反撃の52点目を挙げたのは主将の堀内桜花(さくら、3年)。すると187センチのセンター、ディマロジェシカワリエビモエレ(3年)がリング下を制圧し、ゴールの山を築いた。終わってみれば、46得点、18リバウンドの活躍だった。

堀内は「1、2Qはディフェンスができずに失点した。でも、全員で声をかけ合って、4Qからは精華の流れになった」と胸を張った。そして、「明日も(準決勝、決勝の)2回勝って優勝する。どこが来ても、自分たちのバスケットを意識してやる」と気持ちを新たにした。

下妻中は双子の清水瑠奈・瑠莉姉妹(ともに3年)が奮闘。とくに瑠莉は、3点シュート8本成功を含む39得点を挙げたが、最後は力及ばなかった。