大逆転で今季初の3連勝を決めた。東地区最下位のレバンガ北海道は同8位の横浜ビー・コルセアーズを80-74で下した。今年になって負けなし。日本人最多14得点の多嶋は「我慢して自分たちのやるべきことを体現できるようにやってきた結果が逆転につながった。今シーズン一番良いゲームだった」。最後まで勝利を願った1852人のファンの期待に応えた。

第4クオーター(Q)残り6分25秒で、56-70と14点あったビハインドを5分足らずでひっくり返した。同Qだけで13得点のメイヨを筆頭に、多嶋、葛原が6得点。73-74の残り54秒で決勝3点シュートを決めた葛原は「最後まで諦めなかったことで勝利できた。辛抱強くディフェンスから流れをつかめた」と振り返った。

故障のファイ・パプ月瑠(33)がベンチを外れ、第3Qでウィリアムズも負傷したが「いろいろな選手が活躍した」(多嶋)。若手もベテランもハードワークを貫き、苦しい展開でも耐えた。宮永雄太監督(39)も「オフェンスよりディフェンスで粘れたのが大きい」。24日も横浜と対戦する。多嶋は「今日の勝ちを無駄にしないようにみんなで頑張っていきたい」。ホーム4連勝で上昇気流に乗る。【浅水友輝】