距離男子10キロフリーで小池駿介(富良野2年)が24分32秒5で初優勝した。ゴール直後に電光掲示板のタイムを見てトップと確認しガッツポーズ。全国規模の大会では人生初の優勝で「体をこの日に合わせられた。いつもと違いすごく緊張感があった。しっかり最後まで走り切れた。自分に勝った」と喜んだ。

自身でも驚きの結果だった。1年生で臨んだ昨年はフリー20位、クラシカル18位。まだ2年生とあり「大学進学などを考えると今年は入賞を、という思いで臨んだ」。1周目は2~3位のタイムで食らいつき2周目も「走りをいかに変えないでいくか」と気負わず滑り切った。終わってみれば2位に23秒2差、全道高校で敗れた先輩のフィンドレー元(富良野3年)には36秒6差つけ、ゴールした。

父でもある小池真監督(47)は「あわてず平常心で最後まで滑ることができていたのが、良かったのかもしれない」と評価。9日は10キロクラシカル、10日にはリレーが控える。小池は「強い先輩たちとリレーでも優勝を目指したい」と団体でも優勝を見据えた。