北海道銀行が、18年ピョンチャン・オリンピック(平昌五輪)銅メダルのロコ・ソラーレを7-6で破り、6年ぶり2度目の優勝を飾った。

1点リードされた最終10エンドで2点を挙げて逆転。スキップの吉村紗也香(29)は「北京五輪までの道をつなげることができて、ほっとしている。最初から最後まで集中し、コミュニケーションを取りながら1投1投つなげられた」と喜んだ。

五輪3度出場の小笠原歩からスキップを受け継いで3季目。高校時代から将来を嘱望されたスキップがついに頂点に立ち、「やっと優勝できた。あきらめずに、なんとか辛抱しながらやってきた」。

前年優勝のロコ・ソラーレが連覇すれば北京五輪代表の権利を獲得していたが、それを阻み、自分たちが出場できる可能性をつないだ。後日、あらためて日本代表決定戦を行うことになる。吉村は「このパフォーマンスを常に出せるよう、基礎からやっていきたい」と意気込んだ。