男子200メートル個人メドレーは19年世界選手権金メダルで、既に東京オリンピック(五輪)代表に内定している瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)が貫禄を示した。1分57秒41で2年ぶり2度目の優勝。「世界選手権の前回チャンピオン。ここは負けられないレースだった。気持ちよく終えられた」と笑顔だった。

あくまで本番は東京五輪。日本選手権も「練習」と位置付け、調子を合わせていない。しかし、王者として負けられなかった。隣を泳いでいた萩野公介も2位で代表に決まった。瀬戸は「公介の隣はすごく楽しい。一番心強い仲間と一緒に勝負できる。でも金メダルを譲れない」。そう言って「小さい頃から戦ってきた仲間」と日の丸を背負って競えることを喜びながら、闘争心もむき出しにした。