池江璃花子(20=ルネサンス)が24秒84で優勝し、今大会4冠を達成した。白血病から復帰後、出場した種目すべて優勝という快挙を成し遂げた。

この種目の五輪派遣標準記録24秒46には届かなかったものの、復帰後の自己ベストは更新した。レース後のコメントは以下の通り。

-女子50メートルバタフライで優勝後、わずか1時間後のレースで勝った

もう少し上げられるかなと思ったんですけど、1番は4冠を達成することができてうれしかったです。レース直前まで勝てるか勝てないかの不安も若干あったんですけど、会場に入った瞬間、絶対に勝つと意気込みました。

-出た種目すべて優勝

本当に日本で負けるのが今年で最後、と決めていたんですけど、思った以上に成績が良かったですし、これからの自分に期待できるなと思います。タイムを上げていく課題も見つかり、自分の中で楽しみに練習を積んでいきたい。この後、疲れがドッとくると思うんですけど、今はうれしさが上回っている。4冠、自分に対して褒めてあげたいなと思います。

-4冠

1番は半バタで優勝することを目標にしていましたし、ホントに100のバタフライと自由形、半フリに関しても、正直優勝は狙ってなくて。本当にさっきも言った通り、日本で負けるのは今年で最後、と決めていたんですけど、出たからには2冠の後、50でも負けたくない気持ちが沸いてきましたし、すごくうれしいです。

-8日間で11レースを終えた

100を全部で6レースやった後、思ったより疲れがきて、結構最後までやるの厳しいかな、半フリ(50メートル自由形)は棄権した方がいいのかな、とギリギリまで悩んだところではあったんですけど、意外と100の決勝終わって、次の日、半フリの日になったら、意外と体が軽いかも、行けちゃうかも、という感じではあったので。そのまま最終日まで突っ走れることができて良かったです。

-ガッツポーズ

もう、やってやるぞ、っていう気持ちでガッツポーズしてました。

-2レースの泳ぎを振り返って

50のバタフライは、後に半フリが控えてたので、行きすぎたらダメージきちゃうかなと思ったので、少し余力を残しながら全力で行った。その中でもタイムが良かったので。力まないで泳ぐことができたのが良かったのかなと思ったので。50の自由形も力んだら負けると思って。スタート台で構えてる時も、自分に対しても「力むな、力むな」と言ってスタートしました。

-パリを目指す中で東京に

そうですね。決まったからには自分の使命を果たさなければいけないなと。あと、数カ月、2、3カ月、五輪本番まである。そこまでに、かなり体力は付くと思いますし、しっかりリレーがメインになってくると思うんですけど、全力で頑張りたいなと思います。