ウィザーズの八村塁(23)が敵地でのペーサーズ戦で3試合ぶりに復帰し、先発して延長を含めて約35分間のプレーで13得点、6リバウンドを記録した。アシストとブロックも1つずつマークした。八村は体調不良のため、渡辺雄太との日本人対決が予想された6日のラプターズ戦などを欠場していた。

試合開始早々、ドリブルからのレイアップシュートを決めてチーム初得点を挙げた八村は、直後のフリースローも成功。さらにはゴンザガ大の先輩サボニスのダンクをブロックし、守備でも貢献した。

第4クオーター終盤の勝負どころではダンクを沈めて2桁得点に乗せ、後ろ向きに放つリバースレイアップも決めるなど反撃ムードを高めた。さらには貴重なリバウンドを確保して、ウエストブルックの一時勝ち越しシュートにつなげた。

ウエストブルックは33得点、19リバウンド、15アシストで通算181回目のトリプルダブルを達成。60~70年代にかけて活躍したオスカー・ロバートソン(ロイヤルズなど)が持つNBA歴代最多記録に並んだ。この試合50得点のビールが第4Q最終盤に離脱した中、延長で勝ち越しのフリースローを沈め、残り1秒のブロックショットで勝利を呼び込んだ。

プレーイン・トーナメント(プレーオフ進出決定戦)圏内につけているウィザーズは、ペーサーズとの直接対決に競り勝って9位に浮上した。