来年の北京五輪出場枠が懸かるカーリング混合ダブルス世界選手権(英国アバディーン、17日開幕)に日本代表として出場する吉田夕梨花(27=ロコ・ソラーレ)松村雄太(31=コンサドーレ)組が10日、オンライン取材に応じ、松村は「しっかり準備ができた。1次リーグを突破したい」と目標を掲げた。

2月の日本選手権を制した吉田夕、松村ペアはその後、それぞれ4人制の所属チームで国際大会に出場。約1週間前から長野県での混合ダブルス強化合宿に臨み、練習試合を積んで作戦面の研究を重ねてきた。吉田夕は「今の自分たちのパフォーマンスがどこまで通用するか、不安よりも楽しみのほうが大きい」とうなずいた。

大会は20チームが参加。1次リーグは2組に分かれ、上位3チームずつが決勝トーナメントに進む。五輪開催国枠を持つ中国をのぞく上位7チームの国と地域に五輪出場枠が与えられる。そのため、決勝トーナメント進出を逃した場合も、1次リーグ4位なら出場枠獲得の可能性がある。

9月には北海道稚内市で日本代表決定戦が予定されている。