鈴木千代(27=クロス・ヘッド)・坂口由里香(26=大樹グループ)組が長谷川・二見組を2-1で下し決勝進出を決めた。

第3セット、鈴木のブロックが決まり15-13。第2セットには相手にマッチポイントを一時握られながらもしのぎ、粘り強く戦って2セット奪い逆転勝ち。結成以来フルセットになった勝率はほぼ100%と言いながらも、鈴木は「どっちが勝ってもおかしくなかった」と振り返った。

171センチの鈴木と165センチの坂口に対し、長谷川は175センチ、二見は180センチ。高さのある2人のブロックに何度かつかまる場面もあったが、コート脇にぽとりと落とすコントロールショットなど、うまさを随所見せて乗り切った。

東京五輪代表の座をつかむ上で、あと1勝に迫った。決勝に向けて鈴木は「悔いのないプレーで締めくくりたい」。坂口は「ここまでどういうことをやってきたか。皆さんに見せたい」と話した。