日本ラグビー協会は17日、欧州遠征に向かった日本代表がエディンバラ(スコットランド)に到着したと発表した。外部との接触を遮断したバブル方式の合宿を継続し、行政による一定の制限の下で順次トレーニングを再開する。

勝負の時が近づいてきた。12日には19年ワールドカップ(W杯)日本大会以来の実戦となった強化試合サンウルブズ戦に32-17で勝利。次戦は26日、エディンバラで全英・アイルランド代表ライオンズとテストマッチを戦う。ライオンズはイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドのトップ選手を集めて、4年に1度編成されるドリームチーム。日本とは初対戦になる。

現地入りした日本のフランカー、リーチ・マイケル主将は「スコットランドに無事到着し、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとここエディンバラの地で対戦できますことを、改めて光栄に思います」と力を込めた。

涼しい気候で過ごしやすいといい「世紀の一戦に向けて、これから今まで以上のハードワークをすることになりますが、チームはやる気に満ちあふれています。26日試合当日は、英国のラグビーファンの皆さまのほか、日本からもテレビ観戦を通じて多くのファンが熱い応援をしてくださるものと思います。日本代表らしい戦いをお見せできるよう、約1週間しっかりと準備してまいります」と誓った。

欧州遠征中にクレルモン(フランス)のWTB松島幸太朗(28)、ハイランダーズ(ニュージーランド)に期限付き移籍中のNO8姫野和樹(26=トヨタ自動車)も合流を予定し、ライオンズ戦後の7月3日には、敵地でアイルランドとのテストマッチも戦う。