6月1日に自身のSNSでうつを告白して全仏オープンを棄権した女子テニスの大坂なおみ(23=日清食品)が、音楽や演劇、スポーツなどエンターテインメント業界で活躍するアフリカ系アメリカ人やマイノリティーの人々に対して贈られる賞「BETアワード」で、最優秀女性アスリート賞を受賞した。

現在、東京五輪に向けて米ロサンゼルス(LA)の自宅に滞在していると言われる大坂は、27日にLAのマイクロソフト劇場で行われた授賞式には出席しなかった。

同部門にはバスケットボール選手やボクサーら6人の女性アスリートがノミネートされており、大坂のライバルであるテニス界の女王セリーナ・ウィリアムズも候補に名を連ねていた。また、最優秀男性アスリートには、NBAのLAレイカーズのスター選手レブロン・ジェームズが輝いた。

今年の授賞式では、最優秀女性R&B/ポップアーティスト賞にはH.E.R.が、最優秀女性ヒップホップ・アーティスト賞にはメーガン・ジー・スタリオンが選ばれ、昨年8月に大腸がんのため43歳の若さで亡くなったチャドウィック・ボーズマンさんは最優秀俳優賞を受賞した。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)